罹患率
りかんりつ（保険数理の基礎）
意味 特定の病気にかかる人の割合
罹患率とは？
罹患率は、ある期間内に特定の病気や疾患にかかる人の割合を示す統計的な指標です。保険業界では、この指標を使って健康保険や医療保険の保険料を計算したり、リスク評価を行ったりします。
罹患率の具体的な使い方
「この地域の糖尿病の罹患率が上昇しているので、健康保険の保険料を見直す必要があるかもしれません。」特定の疾病の発生状況が変化していることを指摘し、保険料の再検討の必要性を示唆している場面を表した文です。罹患率の変動が保険商品の設計や価格設定に影響を与える可能性を示しています。
罹患率に関するよくある質問
Q.罹患率と有病率の違いは？
A.罹患率は一定期間内に新たに病気になった人の割合を示すのに対し、有病率はある時点で病気の人の割合を示します。罹患率は新規発生を、有病率は存在量を表す指標です。
Q.罹患率は年齢によって変わる？
A.はい、多くの疾病で罹患率は年齢によって変化します。一般的に、加齢とともに多くの疾病の罹患率は上昇する傾向にあります。ただし、疾病の種類によっては若年層で高い罹患率を示すものもあります。
Q.罹患率の計算方法は？
A.罹患率は通常、(新規患者数 ÷ 観察対象人口) × 100%で計算されます。例えば、10万人の人口で1年間に100人が新たにある病気になった場合、罹患率は0.1%となります。
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